アリとキリギリス

とある企業の社長さんと話していたら、
「アリとキリギリス」の話になりました。

夏にアリがせっせと働いているのを横目に、
歌って過ごしていたキリギリス。
冬になって食料がなくなり困ってアリのところに行くと、
『夏に歌っていたのだから、冬は踊っていたら?』
と断られます。

怠惰の戒め。
できるときに備えることの大切さなどの教訓となっている例の童話です。

「僕は、人はアリでもキリギリスでもどちらでもいいと思うんだよね。
実際どちらもいるし。
要は自分がアリなのかキリギリスなのか、
自分で自覚してるかどうかが大事なんじゃないかな」
と社長さん。

アリならアリとして、
キリギリスならキリギリスとして、
それぞれの生き方がある。

確かに厄介なのは、アリなのかキリギリスなのかということより、
自分がアリなのにキリギリスだと思い込んでいたり、
キリギリスなのにアリだと思い込んでいたりすることなのかも。

ときにこのお話、そのまま終わるのは残酷だと、
日本では最終的にアリがキリギリスに食物を恵み、
諭すというように変えたのだそう。
仏教の教えにのっとったのだとか。

アリとキリギリス。
どうせならいいとこどりで。
よく働きよく遊ぶ、「アリギリス」なんてどうかしら(^-^)

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