常連さん

私の初めての職業体験は、某ファーストフード店Mドナルドでした。

学校が終わってから行っていたので、主に夕方から夜のシフト担当。
早起きも苦手だったし、朝シフトに入ることはめったにございませんでした。

ある日、マネージャーに頼まれました。
「急にいつものメンバーが来られなくなっちゃったんだ。
明日朝来てくれないかな。」

初めての朝勤務は、同じ店なのに違う店のように感じました。
何が違うって、お客様が違う。
朝って、常連さんが多いんです。
Mドナルドにも常連さんがいるのだと、そのとき初めて知りました。

「コーヒー」
と言われて、
「ミルクとお砂糖は一つずつでよろしいですか?」
と聞いたら叱られました。

「俺はね、毎日ここに来てんの。
コーヒーにはミルク3つに砂糖2つ。いつもの人は覚えてくれてるよ。
あんたも覚えといてよ!」

そんなこと言われたって、、、
私はあなたとは初対面だもん。。。常連だからってエバらないでよ!!
なんて思いをぐっと飲み込んで、「スマイル0円」

何とも言えない思いを噛みしめた10代の夏。

時は巡り、現在。
私にも、常連となったお店がいくつかできました。

某カフェや某居酒屋。
店員さんとも顔なじみになりました。
いつも同じものを頼むので、最近では何も言わなくても
希望のものを出してくれます(^-^;

常連さんになるって、何だか嬉しい。
覚えてもらっているって、何だか幸せ。

あの日のコーヒーおじさんの気持ちが、
今になって分かったような気がするのであります。

高岡さん様のコメント (2009年02月19日 00:08)

常連さんの気持ち?

私が立ち飲み屋の常連になった訳を話しますね。

仕事でむしゃくしゃしていた帰り道で、最終バス迄に
一杯やりたいと思い、適当に入った立ち飲み屋です。

まずは知らないので、その店のシステムや働く人を覚えて、
何回か通った時に、ある人に次のようなことを言ってみました。

あと、10分で最終バスに載らないといけないので、お酒、一杯は飲めないので、半分の料金で、半分だけ出してくれる!?

何回か通っていて、顔見知りになっていた彼女(おばちゃん)は、「特別ですよ!」って、やってくれた。それも8分目まで入れて、半額にしてくたれた。

この店はチケット制で、500円で550円(11枚)の料金システム
でやっている。(料理も酒も50円単位)

顔なじみになると、一杯頼んで、焼きトンを食べていると、一升瓶に少し残ったお酒があるので飲んでと言って持ってきてくれたり、他に飲まれない銘柄が残っていると、あまり売れないから、試飲してくれると言って持ってきたり、酒飲みには嬉しいサービスを提供してくれる彼女でした。

そのお店や雰囲気が好きになって常連にもなるけど、ちょっとした気遣いやサービスが常連になるキッカケであり、リピーターができる要因ではないかなと考えさせられました。

小さな嬉しさの積み重ねが、常連をつくる秘策と思います。
(自分の好みを知ってくれているのも同じことと思います。)

彼女ももちろん、利益のことを考えながらサービスを提供していたと思います。お客も喜び、店も繁盛する小さなサービスの提供、ちょっとした心遣いが「Win-Win」に繋がった店の話でした。

昨年、引っ越したので、この店には行っていないのですが、
彼女がいるようだったら、また行ってみたいお店です。

マニュアルどおりのサービスだけではなく、人としてのちょっとした+αのサービスをつけるといいのかな?

エナコ様のコメント (2009年02月20日 01:21)

高岡さんさま

コメントありがとうございます☆

「小さな嬉しさの積み重ね」
確かに、そういうことがその場所や人にファンを作るのでしょうね☆

ふとしたこと、ちょっとした気遣いやサービスって、
通り一遍のサービスよりずっとずっと嬉しいですものね(^-^)

名前や顔を覚えていてくれたり、
欲しかった情報を教えてくれたり、
ちょっぴり特別をくれたり、
そういうことって、ココロにぽっと炎が点るような、
そんな嬉しさをくれるような気がします。

例えばプレゼント、どんなときも嬉しいけれど、
やはり「とりあえず定番」よりも、
こちらのことを一生懸命考えてくれて想像してくれたんだろうなっていう、
「あなたのために」というものの方が喜びが深いと思います。

+αが常連やリピーターをつくる。
本当にそうなんだろうな☆

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