親知らず

親知らずを抜きました。
上の右側。

ある日、歯医者さんに聞かれました。
「親知らずが虫歯になってるよ」

私に与えられた選択肢は2つ。
1.抜く
2.治療する

10年前に下の親知らずを抜いていたため、
上の親知らずは噛み合わせ的には機能していないとのこと。

だったらいらないじゃん。

というわけで、親の知らないうちに生えた歯を、
親の知らないうちに抜くことにしました。

でも、思い出したのは10年前。。。
麻酔を打っていざ抜かんとしたとき、お医者様は言いました。
「痛かったら手を挙げてくださいね。じゃ、いきます」

即座に挙がった、私の左手。
「ひたひれふ(痛いです)」
不自由な口で訴える私。

さらに麻酔を少々。
「痛かったら手を挙げてくださいね。じゃ・・・」

いたたたたた!!!
ムリムりムリ!!!

「おかしいなぁ・・・
笑気ガス、吸ってみる?」と先生。

笑気ガス?
なんじゃそりゃ??

よう分からないけど、痛いのはイヤなので、
結局「笑気ガス」なるものを吸うことになりました。

名前のイメージから、
吸ったらきっと笑っちゃうくらい愉快な気分になるに違いないと思い込んだ私。

シューーーーーーーーーーー

(いつ愉快な気分になるんだろ・・・)


シューーーーーーーーーーーー

(もうすぐ笑い出したくなるかしら・・・)

シューーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・

ワクワク待ったけれど、一向に笑いたくならず。
むしろ、体の中が酔っ払ったような感覚。。。

ぼんやりと可笑しな気分になるのを待っている間に。
すぽっ。
「抜けましたよ(^-^)」

釈然としない気持ちを抱えて帰ったあの日。
10年ぶりに思い出しました。

また麻酔効かなかったらどうしよう。

・・・心配無用でした。
医療のさらなる発達か、私の成長か、それは定かではないものの、
無事、あっさりと親知らずは私の口から自立しました。

「記念にどうぞ☆」

抜いた歯を記念にいただきました。
「Tooth Saver」と書かれた小さな宝箱のような入れ物に入れて。
tooth.jpg


ありがたや。

しかし・・・これをどないせーっちゅうのじゃ(笑)

ちなみに後から知ったこと。
「笑気ガス」はリラックス効果があるガス、らしい(^-^;

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