先日、とある企業の社長さん達とお話する機会がありまして、
面白い話をたくさん聞かせていただきました☆
さすが、普段から色んなアンテナをピンっと張っているだけあって、
次から次へと「へー」と「ほー」の話がポンポン飛び交っていました。
例えば、東京駅と上野駅は地下水の上昇によりプカプカ浮いてしまうため、
下から引っ張ったり(東京駅)、上に重石を乗せて(上野駅)、
浮かないようにしている・・・とか。
駅がプカプカ浮く・・・?
じゃあ、いざとなったら駅が船代わりになるのも可能・・・?
すごい、何だか未来都市みたい!
・・・と思ったら、さすがにそれはないみたい(^-^;
「へー、今話題の都市伝説ですねっ」
と言ったら、
「いやいや、これは事実だから伝説じゃない」
とのこと。
まだまだ知らないことってたくさんあるものだなぁ。
お話の中で、特に印象深かったのは「怒る練習をする社長」の話。
とある会社に、めったに怒ることのない社長がいらっしゃるそうです。
でもある日、一人の社員にどうしてもきつく叱っておかなければならないことが起こりました。
ここは今後のためにバシっと怒っておかないとならない場面だと感じた社長。
無駄に何度も怒ったところで仕方ない、しっかり印象に残る怒り方をしようと思ったそうです。
そこで、実際にその社員に怒る前に、リハーサルを行ったとか。
会議室で、机とイスを蹴り飛ばす練習です。
間違ってもその社員にケガを負わせるようなことはしてはならない。
どのぐらいの力で、どの方向に、どうやって蹴り飛ばせば、安全に飛ぶか。
何度か繰り返して、その動きを頭に叩き込んでから、その社員を呼んで叱り飛ばしました。
普段めったに怒らない社長の激怒に、その社員は真摯にそのことを受け止めたそうです。
社長の目的は怒ることではありません。それを通して自ら気付いてもらうこと。
だから、その後しっかりフォローも忘れなかったそうです。
ヒトは感情を持つ生き物。
ややもすると、その感情に支配されてしまいがち。
いわゆる、感情的になる、ということでしょうか。
でも、一時の感情的な行動は、時に破壊的な結果を導くことがあります。
「怒る」なんていうのはその最たるもの。
もちろん、「怒る」のは決して悪いことではない。それも大事な感情。
でも、破壊ではなく創造のために「怒る」には、技術がいる。
「すごいことだよ、なかなかできないよ」
この話を教えてくれた社長さんもおっしゃっていました。
怒る練習。
うーん、確かにすごい。