スタッフのつぶやき
グローバル化における就職活動

吉田さん2.jpg

こんにちは、インターン生の細見です!


株式会社地域ブランディング研究所
代表取締役の吉田博詞さんへの取材記事、第2弾です。


前回お伺いした時に、
「興味のあることを突き詰めていけば、それで生きていける!」
と熱く語ってくださった吉田さん。


今回のインタビューでは、
グローバル化における就職活動についてお話してくださいました。


グローバル化における就職活動で吉田さんが重視する点は2つあります。



1つ目は、過去のロールモデルが通用しなくなってきている中で、
世界の動きをキャッチアップする力です。


今までの日本は、内需型ながら、経済規模第2位の経済大国でした。
そのため、私達学生がロールモデルとする大人は、
日本経済が右肩上がりで成長していた時代、もしくは、
経済停滞していたが20年間国が維持できていた時代しか知りません。


しかし、グローバル化の進行・人口減少・地球規模の競争の激化に伴い、
従来のロールモデル(役員や人事、親など)と同じやり方だけでは、
私たちの世代は世界で戦えないのではないかと仮説を立てていらっしゃいました。


10年、20年前は安泰だと言われた大手会社が、現在は
経営危機に陥っていることは稀な事ではなく、世界に打って出られない会社は、
今後ますます衰退していく可能性を内包しています。


国内経済の縮小で、今後世界と戦わざるをおえない私たちに、
吉田さんは、「国内だけでなく世界を見てほしい」とおっしゃいました。


海外旅行に行く、新聞で国際記事を読む、日本にいる留学生と意見を交わすなど、
世界を知る方法はたくさんあります。


とにかく、世界の動きを把握しながら、世界の成長産業を意識して
就職先を選ぶ視点も今後は重要になってくると伺いました。






2つ目は、実務に役立つスキルを身につけられる会社を選ぶこと。


グローバル化の中で今後、気づいたら外国人社長がやってきて、
「君の仕事はルーティンワークだからお給料を上げられない」、
「日本支社は生産性低いから撤退しよう」などということが
平気でありうる時代を想定したほうが良いそうです。


「誰でもできる仕事」、「楽な仕事」は、
低賃金で雇える人材やコンピュータに取って変わられます。


そのため、誰かに取って変わられないスキルを
身につけることができる企業・職種選びが重要です。
(もちろん学生の際にその能力があれば、就職活動でも有利でしょう。)


世界中を飛び回って仕事をする吉田さんは、
アジアの学生が、日本の学生より、どれほどたくさん勉強し、語学に長け、
世界の情報を集めているかをご存知でした。


今後、私達の競争相手は同じ日本人ではなく、
外国人を視野に入れる必要がありそうです。


大企業に入社したから安泰と言うことはなく、
世界の競争の中で勝てる能力・時代の中で必要とされる能力を
身に付けられる企業・職種に就くことが、今後の就職活動では
ポイントになってくると、吉田さんはおっしゃいました。



吉田さんのお話を聞いて、今この瞬間のみの
経済や需要で就職先を判断するのではなく、
10年後、20年後の未来を想定した就職活動の大切さが分かりました。

実際、今の日本企業は、企業内の公用語が英語でなかったり、
従業員のほとんどが日本人で占められていて、「内」の中で生きていると感じます。


私自身、今後もこの状態が続いていくだろう...という甘い考えでいました。
しかし、実際は着実にそのような考えが通用しない時代が
近づいているとお聞きし、危機感を感じました。


10年後、20年後、自分や会社が生き残るために、
「外」からたくさんの吸収を得なければ...!と感じます。


日本にいながらも国際記事を読んだり、
留学生と意見を交わすことはやろうと思えばいつでもできます。


「外」の世界を知ることは、行動あるのみなんですね!




吉田さん、ありがとうございました!

投稿者 admin : 11:24 | コメント (0)
■投稿はこちらからどうぞ。



保存しますか?