2007年06月16日
トップ女優との遭遇 <後編>
白鳥光は今日も旅ガラス。
07年4月17日(火)、昨日の業務報告を組織に発信。セミナー内容3行、仲間由紀恵情報30行。
すぐにボスから返信。「てめえ!、遊び半分で仕事するんじゃねえええええ!」 白鳥ー反省。
人を元気にする講師道を邁進する拙者が、女優ごときにうつつをぬかしておってはいかん。
娑婆の世界から解脱する求道者が特定の女性を好きにするなんて、絶対にあってはならない。
この甘美な誘惑から遠ざかるにはどうしたら良いのか?
”そうだ、大手門を歩くから女優と遭遇するんだ。人が少ない裏門を通ろう”
小泉八雲記念館に抜ける道を遠回りして歩く。
松江開府400年・お城まつりは1昨日で終わったようだが、桜は今も美しい。
堀を行き交う舟を見ながら、ゆっくりとした時間を感じる。
目の前の小さな太鼓橋が叙情を掻き立てる。
突然、Tシャツ着た若造が横から飛び出してきて、拙者の歩行を押し止める。
「すいません。撮影しますので、しばらく通行止めにさせてもらってよろしいでしょうか?」
改めて主張しておくが、拙者、撮影スタッフに興奮するミーハー的ヤジウマ根性を持っていない。
拙者の行く手をふさぐとは言語道断。問答無用で腰の名刀・正宗に手をかける。
が・・・無用な殺生も心地悪く、ここは先方に譲った。
今日はいったい誰が現れるのだろう?
仲間由紀恵の相手役か? しかし、裏道なのだから、名のあるスターではあるまい。
そもそも、この若造しかいない。出演者も撮影スタッフもなしで、どうやって撮影するのか?
ああ、景色を撮影するだけだから、時間を要しないのか。
すると、拙者の前で一台のバンが止まる。京都ナンバー。太秦の撮影隊であろう。
しばし、間を持たせてドアが開いた。誰かが出て来る。誰だ????。
仲間由紀恵だああああ!!!
来る、来る、こっちに来る。 拙者に詰め寄ってくる。
”お前はオレのストーカーかああああ????”
仲間由紀恵 ナカマユキエ 女優 本名同じ 1979年10月20日生 A型 沖縄出身 趣味はドライブ
こんなこと、拙者が知ってるわけがない。ファンでもない。今、インターネットで調べたのだ。
特徴的な、あの長い髪。 あの長い髪が、昨日拙者に触れた。
今日のユキエちゃんは、お仕事お疲れでブルーな表情。
缶コーヒー飲んで朝ハイテンションなのはウソの世界。ホントは普通の女性。
昨日と同じ地味なグレーのスーツ姿。体にぴったりフィット。体型の線が美しい。
横に自転車が用意された。橋を渡るシーンらしい。
彼女自身が何度かカメラテストして、本番を待つため後方に下がる。
拙者は仲間由紀恵と松の木の間に立っている。
手を伸ばすと肩に届く。それをして良いのかどうなのか、考えてもわからない。
元気な仲間由紀恵を見ることがテレビで多いだけに、
今日のような、お仕事前のけだるい表情を見ると、この落差に・・・感動する。
”いいんだよ、人間なんだから、弱みを見せて。背伸びしなくていいんだよ”
”昨日、ボクだけに見せた一瞬の笑顔、あれは一生忘れない”
”ボクは、いつもあなたと一緒です”
山陰・松江駅。
今日の講師業を終え、明日の仕事場へ移動。
これまで何度も見ているのに何も感じなかったJR西日本のポスター。
仲間由紀恵の大画面。いきなり目に飛び込む。
生きて話かけられたように思い、恥ずかしく照れてハニカんだ。
白鳥光 シラトリヒカル 講師 本名違う 1966年9月23日生 AB型 奈良出身 趣味は読書
いったい、どこまで壊れていくのだろう。
自分でわかるほどに、思考や行動がおかしい。
仲間由紀恵に誘惑され、恋に落ちたの?
宍道湖に沈む夕日、涙を誘う。
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07:01 |
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2007年06月12日
トップ女優との遭遇 <前編>
白鳥光は今日も講師業に旅立つ。
07年4月16日(月)、東京・羽田からANAで米子空港に到着。 目的地は島根県松江市。
夕日を照らす宍道湖は絶景。 松並木が似合う美しい城下町、この街を愛したアイルランド人=ラフカディオ・ハーンが小泉八雲となって、「耳なし芳一」を始めとした日本の怪談を世界的文学に昇華させた。
江戸から明治の風景が今も生きている。
白鳥光は松江城の大手門通りを行く。
散り始めた桜に「無常」というはかなさを感じながらも、今日の講演内容を練ることに余念がない。
すると、前方に人だかり。 かまわず群集に割り込んで前進する。
それを抜けると映画監督みたいのがモニター画面をチェックしている。
大型カメラの向こうでは、助監督みたいのが、桜を撒くテストをしている。
映画の撮影か知らんが、マスコミや芸能人には一切興味ない拙者にとって立ち止まる理由にならない。常に関心は、「今日の聴衆をいかに満足させるか」、それだけである。
外堀沿いの桜並木の小さな道を前進し続ける。
今度は、その狭い歩道を自転車にまたがった女性が立ち止まって拙者の行く手を阻んでいるのだ。
たとえ女性とはいえ、拙者の武者修行を邪魔するものは仏敵・鬼畜生と変わらない。
ここは、直前まで下を向いたまま歩き、ぶつかるかる手前で下からググっと睨み威嚇することとする。
学業をスクールウォーズで学んだ拙者には、未だに亀田親子の血が騒ぐ。
1メートル手前で顔を上げると、ズバリ 目が合った。
「あっ!!!・・・」 拙者は強烈なカウンターパンチの衝撃を受けた。
彼女は敵ではない。 非常に良く知っている友達だ。 でも、名前が出てこない!
彼女は軽く優しい笑顔を見せた後、再び本番前の緊張した顔に戻った。
拙者も会釈をして、横をすり抜ける。 その時、風に吹き流された長い髪が、拙者に触れた。
呆然としながら行き過ぎると、再び前方には群集が、拙者を包囲するかのように待ち受ける。
少しヨロヨロしながら、その包囲する群集を突き抜けた時、後ろから女子高生の声が聞こえた。
「ほら、やっぱり綺麗でしょう。 仲間由紀恵」
気がつくと、周りは戒厳令状態で撮影スタッフがギャラリー整理に声を荒げていた。
スタッフがピリピリする空間のド真ん中から拙者は出て来たことになる。
不審な親父サラリーマンの拙者を、誰も部外者だとは疑わず、仲間由紀恵の共演者だと思ったらしい。
確かに、聴衆を前に舞台に立つ点は同じなので、拙者の隠れたスター性がこぼれたのかもしれない。
そして、彼女は拙者に微笑みかけたのである。
しかし、これは小泉八雲の妖怪世界への入り口だったのだ!
彼女の妖艶な美の印象が頭を支配し、仕事の優先度を押し下げてしまう。
大手門を過ぎた後、会場への道がわからなくなり、何度も同じ橋に出てきてしまう。
遅刻を恐れてタクシーに乗ろうとするも、全くやって来ない。
日が沈み始める。 不気味な物陰。 突然の雨・・・。 ちょっと怖くなってくる。
やっとの思いで会場にたどり着き、講演を始める。
しかし、いつものリズムと全く違う。 ここにいるのは拙者ではない!
何が違うって、いつもの関西弁ではなく、標準語で話していることが、絶対におかしい!!!
地に足が着いていない。 ふわふわした感じ。 蛮勇さが消えている。!
笑いが取れない! そして、何を話して良いかがワカラナイ!!!
いったい何が起こっているのか???
仲間幸紀恵の高貴な気品が、高校時代の初恋の女学生とだぶる。
姫君の投げかけた微笑が、武芸者の剣術を変えてしまったのか?
拙者にだけ見せた、彼女の微笑が忘れられない。
そして、 白鳥光が 壊れていく・・・。
後編に続く
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21:20 |
コメント
(37)
白鳥光(偽名)さま
ブログスタートおめでとうございます。m(._.)m
「何がおめでとうやねん」と怒られそうですが、こういう時には、おめでとうございますとコメントすることが決まりとなっています。。。
さて、仲間さんとマジ遭遇っすか???
私、昔小泉今日子と遭遇し、その後1年ほど母親を見ると宇宙人に見えた経験があります。あまりの美しさに同じ星の生き物とは思えなかったのです。
まあさておき、これから頑張って週一更新を誓い合って、じゃんじゃん盛り上げていきましょう。(^0^)/