2008年、9月13日土曜日、午後14時00分、僕は滋賀県石山駅にいた。
戦う食材配達ヨシケイ滋賀さん、恒例の月一研修会の7回目が終了したのだ。
石山から飛び乗り、いつもは京都駅を過ぎて南へ向かう電車は、反対方向へと進路を向けた。
もちろん、予定通り。
線路は続くよどこまでも、、、ホント日本中がこの等間隔に並ぶ2本の金属の棒で繋がっているなんて、いつも不思議な感覚にとらわれる。
さてさて、電車が北に向かった理由はただひとつ。
僕は、翌14日に京丹後にて開催される、丹後ウルトラマラソンに参加するため、京都府網野町に向かっていたのだ。
5年目を向かえる僕のマラソンライフ、記念すべき10度目の参加となる個人的記念大会だ。
これまでの成績は4勝5敗。。。勝率を5割に戻すためにも完走あるのみだ。
仕事が忙しくて、ムチャクチャ走ることはできなかったが、それなりの準備はした。
体重も71キロ台にまで落としたし、30キロ走だってやった。
今年の1月に宮古島を完走した時以上の仕上がりだ。
(自信、アリストテレス。。。)
僕は、周囲の景色に似合わないカラフルな電車に、ゴトゴトと4時間揺られ続けた。
(エイドで休憩してえいど~)
(進行方向に、、、しんごう)
くだらないダジャレが止まらなかった。。。
さて、網野町のパンプキンというところに宿をとった僕たち。
この界隈は、冬はカニが名物で、天橋立もすぐ近く。
立ち並ぶ料理旅館の相場は、一泊一万数千円は下らない。
大阪の某呉服屋さんの若旦那、昆布平師匠の取り計らいでやっと見つけた、一泊8,000円の民宿だ。(昆布平師匠ありがとうございます)
大阪からは昆布平パパシーマで、大阪ハイブリッドキャプテン安部ちゃん、昆布平師匠、そしてシュガー伸が既に網野に入って、説明会に参加しているハズだ。
東京からは、爆弾娘サッキィと、みなえちゃん、そしてサッキィの先輩が参戦。
そして今回は、みっちが富山から応援に駆けつけてくれる予定だ。
みっちは、ゴールでずっと待ってるのも何なんで、大会ボランティアとして丹後ウルトラマラソンに参加するつもりだとか言ってた。。。
申し訳ない位に頭が下がる。
とにもかくにも、今回は、僕も含めて、総勢8名のハイブリッド仲間がワイワイと海辺のパンプキンに集合した。
時計の針は午後7時前。。。
日本海はすぐ近く50mほどの距離、100キロチームの号砲は9時間半後だった。
これまた近い。。。
さぁ、晩飯、晩飯。。。
ドンッ。

まるで熟年合コン状態ですが、右手前からシュガー、昆布平師匠、先輩、僕。
左の女子列は、手前から安部ちゃん、サッキィで、撮影はみなえちゃんです。
今回100キロにエントリーしたのは、僕とサッキィ、昆布平師匠とシュガーの4人。
シュガーは昨年もこの大会を完走している。
僕とサッキィと昆布平師匠は初参加だ。
体調不良が続いていたらしいサッキィのことを心配していた僕だったが、この22時間後には彼女に容赦なくぶっちぎられることになる。。。
60キロチームに参加するのは、安部ちゃん、みなえちゃん、サッキィの先輩の3人。
大阪ハイブリッドキャプテンの安部ちゃんは、今年の宮古島の雪辱を果たすために着々とステップを踏みながらトレーニングを続けて来たようで期待大。
東京からのみなえちゃんは、マラソン大会自体が初参加で、ハーフにもフルにもエントリーしたことがなく、東京ハイブリッドの皇居ランに数回参加しただけで後は自主練、、、で未知数。
サッキィの先輩(♂)はスポーツマンらしいが、マラソン経験はないそうで、サッキィ曰く、
「きっと、いきなり喫茶店で煙草吸ってるハズ。。。」\('_')オイオイ
まぁ、みんなで楽しく走ることを通じて、何かを得ることができればそれで良い。
それがハイブリッド。。。
パンプキンのお姉さんに確認すると、100キロチームの朝食は午前3時。
と言うことで、起床は午前2時半に決定~!
簡単に言うけど、、、普段ならまだ寝てもいない時間だ。
パンプキンの皆さんも、この2日間ばかりは、ほとんど寝ないで僕たちの世話をしてくれた。
感謝、感謝。m(__)m
朝食を終え、午前3時半に4人揃って、車でパンプキンを出発。
当然ながら真っ暗。
車のボンネットには、ブヨブヨに空気の入った、カボチャ型のステッカーがデ~ンっ!
これが、唯一、民宿パンプキンの持ち物であることを自己主張している。
(おっちゃん、きっと自分で貼ったんやろなぁ。。。)
そんなことを考えたりした。
パンプキン号で、到着したスタート地点のアミティ丹後。
開会式用の舞台が据え付けられていて、丹後ウルトラマラソンの横断幕があった。
その前で一枚。

朝一の自分の写真がやけに元気に見えるところが何ともウルトラマラソンの恐ろしさ。。。
そして、僕は、荷物預けや、テーピングに、各ブースに消える、サッキィ、昆布平師匠、シュガーと一旦別れて、みっちを探した。
どこかでボランティアとして働いているハズだ。
見つからない。。。
本部テントのお兄さんに尋ねてみた。
「すいませ~ん。。。」
『はい?』
「友人がボランティアとして働いていると思うんですが、どこにいるか分かりますかね?」
『ボランティアの皆さん、ここですよ』
「えっ!?」
テントの周囲を見回しても見つからない。
『この会場のどこかです』
(それを聞いてるねんけど・・・)
色々と情報を収集してみると、荷物預かり所になっている体育館が濃厚。
先ほどは荷物を預ける人でごった返していた体育館に再度脚を踏み入れた。
ゆっくりと探してみると、いた!

働きまくっていたのでうまく写真に撮れなかったが、みっち発見。
少し話を聞くと、午前0時過ぎの終電で網野入りし、椅子の上でごろ寝をした後、午前3時から働いているとか。(←女子なのに、、、大丈夫か。。。)
過酷だ。。。
もしかしたら、ランナーよりボランティアの方が過酷かも、、、マジでそう思ってしまった。
スタート時刻が近づいて来たので、みっちと別れてスタート地点の近くに移動した。
多くのランナーが列を作っていた。

隅っこの方では、めっちゃアップしてすでに汗をかいている人もいる。。。
(すげぇ~・・・。僕なんか、ほんの少しの体力でも温存しときたいのに。。。)
そして、号砲数分前、体育館での荷物預かりの仕事を終えたみっちが、なんと!スタート地点に応援に来てくれた。

嬉しかった。。。この混雑の中、よくぞ見つけてくれたことに感謝。
「みっち、もうすぐスタートやから、パーン、鳴ったら踏みつぶされんように、横どかなアカンで」
4人でみっちに手を振った。
「この後、どこに配属されるか分かりませんけど、応援してますから」
みっちはそう言ってくれた。
そして、号砲が鳴った。
僕は右手で胸に十字を切った。(←キリスト教信者ではないけれど・・・)
祈りごとはただひとつ。完走?ノンノン。。。
(暑くなりませんように。。。)
僕は、サッキィ、昆布さま、シュガーと一緒に、スタートラインを越えた。
ICチップが、ピーピピィ、と可愛く鳴った。
(どんな1日になるんだろうか?)
僕の胸も、ドクンッ、と鳴った。
さぁ、2008年、丹後ウルトラマラソンが始まった。
<<<第2部に続く>>>


ちょっと取り上げて頂きすぎ?私(^^;)
あ・・、ありがとうございます。