大阪ミナミのなんばパークスにある、大阪府立大学サテライト教室。
4月28日土曜日の午後1時半から3時まで、僕は1コマの授業を受け持った。
仕事をしながら修士号を取得しようと勉強する、経済学部の社会人学生の皆さんが対象だ。
やっぱ、自分で考えて、自分で決めて、自分でやろうと動いている人って、明るくて前向きで、こちらが逆にとっても勉強になります。
僕自身も、まだまだこれから頑張らねば!
いつものコミュニケーションのお話に、少しだけ、経済テイストを加え、講座中は幾度か爆笑の渦。
とっても爽快な時間を過ごすことができました。
学生の皆さんの今後の勉強に少しでも役立てば嬉しいのですが・・・。
終了後は山本教授にお褒めの言葉をいただき、志縁塾的にも僕的にも今後に繋がりそうな予感に、爽やかな達成感をもって、なんばパークスを出たのが、午後3時15分。
既に、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンに向かう、大阪のマラソン仲間の車が場外馬券場の前で待機していた。
ぐ んそう殿、ご自慢の愛車、アルファードVだ。でかくて快適!
今回、共に“チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン”に参加するのは、某シール印刷株式会社専務のぐんそう殿、某呉服店若旦那の昆布平師匠、某メガバンク営業のバンク殿の3名だ。
この3名に、僕といつものように応援部隊のママを加えて、5名で大阪ミナミを出発した。
時計のデジタルは、333、とフィーバー状態。こりゃ縁起がいいぞ。
新幹線で行くより、車の割り勘の方が安いという結論から、何時間かかるのかも分からないまま、高速道路に飛び乗った。
GWのため、上りとはいえ、もしかしたら混むかも・・・、という不安をよそに、スイスイと流れる高速道路。
若干の休憩を挟みながらも、5時間弱で、2日間お世話になる、ウエルダネスロッジに到着。
楽天にて一泊4,500円で予約した、カヌー体験や野鳥観察ができる、湖畔の綺麗な宿だ。
午後9時前にも関わらず、対岸には月明かりに照らされ、微妙にうっすらと見える巨大な・・・富士山!一同感激した。
「俺、いびきうるさいで」
と、しつこく言うぐんそうに、
「僕も半端じゃないですから」
と、答えるバンク。そんなやり取りを数回聞いた後、早朝3時半出発という過酷なスケジュールのため、全員午後11時前に就寝。。。
その瞬間に響き渡った、ぐんそうの超大音量のイビキに、僕は眠れなかった。。。(T_T)
雑魚寝の構造上、ぐんそう殿の頭と僕の頭の距離は約30センチ。
眠るのにあまり環境を気にするほうではないが、ものには限度ってものがある。
(後頭部をグゥで殴ってやろうか・・・)
そんな物騒なことを考えるうちに、誰かの目覚ましがピピピッと鳴った。
(おいおい、徹夜で100キロ走るのかよ・・・)
マジで落ち込む僕。
「いやぁ・・・、誰かのイビキがうるさくって寝られへんかった。。。」
起きていきなり、そう言うぐんそう。
「あんたのイビキや!」
昆布平師匠とママが僕の代わりにつっこんでくれてホッとした。
準備をしてスタート&ゴール地点の北麓公園に向かう。
外は当然真っ暗だ。
富士山の佇まいだけが、微妙に早朝の雰囲気に変わっていた。
鳥の鳴き声は全て野鳥のそれに聞こえる。。。
午後5時のスタートまで、まだ若干の時間がある。
受付を済ませ、ゼッケンとチップをウェアとシューズに取り付け、寒風滞留する体育館で時間を待った。
バンクは10時間以内で完走すると張り切っている。
ぐんそうは太り気味のお腹をさすりながらやや不安そう。。。
昆布平師匠はいつものごとくネガティブな言葉を連発している。。。
5時10分前にやっとこさスタートラインについた。
アンドゥ?という双子の女性アイドルがスタートの司会をしていた。
2人とも可愛かった。不思議なもので、意味なくやる気が少し出た。。。
気温は2度!さすが標高1000m!上下に防寒用のジャージを着たまま、僕たちはスタートした。
さあ、どうなることやら・・・。
ウルトラマラソンの完走経験は、僕が2回、ぐんそうが1回。
バンクと昆布平師匠は初挑戦だ。
フルマラソン3時間半を切ろうかというバンクはさておいて、その他3名はとにかく完走だけを目指していた。
キロ表示は2.5キロ毎。
走り始めていきなり下りがずっと続く。
走れるうちに走らなければ・・・まだまだ始まったばっかだというのに、そんな強迫観念にスタート直後から駆られる僕。
知らない間にいきなりのオーバーペースで、5キロ地点を30分ほどで通過。
寒さのせいもあってか、脚がすでに感覚なし状態。
こりゃいかん。。。
とりあえず、僕はここで歩くことにした。
(まだまだ先は長い・・・)
8キロ地点で後方から昆布平師匠が現れた。
「何歩いてんねん。。。もうちょっと走ろうや」
そう肩越しに声をかけて、前方に消えた。
徹夜のせいか、何だか妙にしんどい。
でも、さすがにここでやめると何のために来たのやら。。。
そして、僕はゆっくりと走り出した。
10キロ通過は、1時間5分。
オーバーペースは変わらず。
エンジンブレーキをかけながら、とりあえず進んでいると、15キロ過ぎでぐんそうが後方から現れた。
「いやいやいや、、、どうも身体が重いっす・・・」
そう言うぐんそうとしばらく併走。
一つ目の湖の畔で、富士山をバックに記念撮影!

しばらくすると、今度はなぜか後方から昆布平師匠が追いついてきた。
「やっぱトイレ2回行ったら抜かれてたか・・・」
そう言う昆布平師匠も加えて、3人並んで走り始めた。
20キロの手前で、ようやく身体が温まってきたのか、僕の脚は復活気配。
と、ここでおあつらえ向きに、なだらかな下り坂が目の前に現れた。
「ほじゃ、ちょっと走れるうちに走っときますわ!」
そう言い残して、僕はスルスルッと前に出た。
昆布平師匠が右手をスッと額に当てて、敬礼ポーズをしてくれた。
僕はトップガンを思い出した。ってちょっと格好良すぎ???
ぐんそうは昨年丹後ウルトラマラソンを凄いタイムで完走しているし、昆布平師匠の練習量は半端じゃない。
だからこの時点では、信じられないことだけど、2人がこの後2度と僕に追いつくことはないなんて、思いもしなかった。。。
20キロを少し過ぎると、“脱ぎ捨てエイド”を発見した。
スタート時の気温があまりに低いので、厚着しているランナーの上着を脱ぎ捨てることができる富士五湖ならではのエイドだ。
僕は考えた末に、スウェットの下だけここで脱ぎ捨て、上着は腰に巻き付けたまま走ることにした。
途中で歩くことになってしまったら、やっぱ標高1000mはあなどれない。。。
40キロ地点までは1キロ7分ペースを守り、50キロの中間地点では6時間半以内、これをクリアできなければ厳しいと思っていた。
40キロまで下りが多かったこともあって、1キロ7分ペースを守ることができた。
40キロ地点で4時間30分!
この時点で何とかなるかも、という気になって、42キロ地点のエイドでは、アンドゥのお姉さんと記念撮影!いやぁ、美女とのツーショットはいいもんです。

40キロから50キロまでの10キロは、ギリギリの計算で120分残っている。
(ここはゆっくり歩いて、体力を温存しようか・・・・)
が、せっかくなので、ここで僕は賭に出た。
50キロを6時間で到着すれば、残り50キロを8時間、、、ということは、1キロあたり9.6分、、、本格的に何とかなるかも・・・、そう思った。
が!賭はとりあえずは裏目に出る。
44キロ地点で両脚太腿の前の筋肉が同時に地面から突き上げられるように痙攣した。
「おぉぉっ!」
僕の悲鳴が山の中でこだました。
大きな筋肉のこむら返りは、ホントに痛い!
誰もが気の毒そうな顔をしながら通り過ぎていく。でも、誰もどうしようもないのだ。
「大丈夫ですか?」
そう言ってくれる人もいたが、「大丈夫じゃないです」と答えても始まらないし、「大丈夫に見えますか?」なんて逆切れするのもたちが悪い。。。
僕は「大丈夫です。ゴールで会いましょう!」なんて笑顔で答えていたのだが、この痛さはたまらなかった。
しばらくしゃがんだままじっとしていると寒くなってきた。
(こんなところで遭難している場合じゃない・・・)
そう思って、ガードレールに手をかけ立ち上がり、前に向かって歩き出した。
(強い気持ち、強い気持ち・・・)
僕は心の中で、いつも自分が講演で話していることを、自分に向かって繰り返した。
(せっかく来たんだから、絶対に完走してやるっ!)
やっとそう思えるところまで、心が回復するまで約数分。
ここで僕は考えた。(このまま走るのは賢くない。。。しばらく歩こう)
そして、次の2.5キロ、何分間で歩ける状態かを確認するため、僕は一生懸命に腕を振って、できる限り早歩きした。
何と言っても、まだまだ時間はあるのだ。0-_-)=○☆
諦めるのは早すぎる。
結果、約24分間で歩くことができた。超上出来だ!
これなら何とかなる!
(しばらく早足で歩きながら、なだらかな下りの時は1キロ8分でいいから走ろう)
そう思った。
そして到着した50キロ地点は、急激な登り坂の中途にあった。
(ええ加減にせんかい。。。)そう思いながら到達時間を確認すると、6時間4分。
数字だけ見れば驚くほど順調だが、必死で前に進んだのにもかかわらず、40キロから50キロまで94分かかっている。。。
(このままでは危ない。。。80キロまでは、走る割合を多くして、何とか1キロ9分を維持しよう。そうすれば、10時間40分で80キロ地点に到着できる。そうなれば残り20キロで3時間20分。1キロ10分だ・・・)
こう僕は固く誓った。
これまでの経験で、使った時間は返ってこないことを僕は知っている。
今、ここからの1キロで30秒間縮めることはできるが、それが10キロ積み重なった300秒を、10キロ先から取り返すことはできないのだ。
後悔っていうのは、結局こういうことなんだと思う。。。
2.5キロ毎、22.5分、というノルマを自分に課した。
ここからの30キロはかなり辛かった。
攣りそうな脚と、折れそうな心と、痛みが走る全身との戦い・・・結局のところ自分との戦いだった。
でも、結果から言うと、このノルマを何とかクリアすることができた。
68キロ地点には、缶ビールを送っておいた。
シュポッと開けて、半分くらいゴクゴクッと飲んだ。
「残りは後から来るはずのぐんそうにプレゼントして!」
68キロ地点の折り返しエイドで待っていてくれた応援部隊のママにそう言って、僕は5分だけ休んでリスタートした。
軽く折り返しになっているので、後続のランナー達と続々とすれ違う。
僕は、ぐんそうと昆布平師匠のことが気になっていた。
ママの話では、まだ2人とも68キロエイドには到着していないという。
(大丈夫かな?もうすぐすれ違うかな・・・)
そう思った直後、リスタートして5分後、ズンズン!と走ってくるぐんそうと遭遇。
「頑張って!もうすぐ折り返し!」
そう声を掛けてから5分ほどで、今度は昆布平師匠と遭遇。
かなり辛そうで、身体が右に傾いている。。。
「もうちょっとで!エイドですよ!」
そう言って、僕はキロ9分の誓いを胸に、前へ進んだ。
樹海の上を通る橋は怖かった。
ふらふらっとよろけると転落しそうで、、、しかも樹海って、何だか不気味な感じで・・・。
僕は早足で通り過ぎた。
そして到着した80キロ地点。10時間40分!
(よっしゃ!何とか1キロ9分を守ったぞ!)
軽くガッツポーズをして、残り時間を考えた。
(後3時間20分、200分で20キロ!1キロ10分だ・・・)
僕はここでしばらく歩こうかと考えた。
が、結果的にここで安心せず、90キロまで1キロ9分を続ける決断をしたことが完走に繋がった。
90キロ地点で、12時間10分。
(残り10キロを110分だ。もう大丈夫だ。やったやった!)
小躍りしそうな僕だったが、この後恐るべき展開が待っていた。
何と、90キロから99キロまで、、、そのほとんどが恐るべき上り坂だったのだ。
軽〜く歩いてゴールしようという、僕のスウィーティーな考えは泡となって消えた。
坂の途中で、何度も参加しているというおじさんが僕に言う。
「ここで時間の読みを間違えて、歩いてしまって完走できない人が毎年多いんだよ。この時間だと結構微妙な感じだから、ここじゃまだ走らなきゃダメだよ。。。」
僕は焦った。
過酷なノルマを課してまで完走に向かって頑張ったのに、最後間に合わなかったなんて許されない。。。
でも、走ることのできないような坂が続く。
でも、確かに周りのみんなは小走りしている。
でも、歩いているのと対して変わらない速さだ。
でも、走っている方が速いことも事実だ。
この様子から見て、確かにゆっくり歩いては間に合わないかも知れない。。。
僕もちょこちょこと走り続けた。
そして迎えた99キロ地点。13時間36分!
必死で走ったのに86分もかかっていた。
(後ろの2人は厳しいかも・・・)
正直そう思ってしまった。
競技場の手前のテントの下で、バンクとママが待っていてくれた。
喜んでくれる姿にホロリときた。
競技場に入ると、
「最後、競技場2周!頑張って!」
ボランティアのおじさんが声を掛けてくれた。
「えっ!2周?」
そう驚く僕に、
「花道、花道!」
と答えてくれたが、どう考えても花道は1周で十分だ。
例えれば、甲子園球場で歌舞伎をするようなもんだ。
最後は、ヨタヨタになりながら、バンクとママと3人でゴール!
諦めない気持ちと、細かなプロセスの目標設定の大切さ。
そして応援してくれる人々がいることの心強さ。
ハイブリッドの皆さん顔も、思い出すたび励みになりました。m(._.)m
ホント色んな事を再確認したレースでした。

最後、間に合わないかもと思っていたぐんそうは、何と、あの坂を猛烈な形相で巻き返し、14時間6分でゴール!感動しました。
残念ながら、公式記録としてはリタイヤということになるようですが、そんなことは関係ありません。
おめでとうと素晴らしいの二言です。
初参加の昆布平師匠は、身体をもっともっと傾けながらも暗闇の中96キロ地点で強制的に拉致られたようで悔し涙にくれておられました。しかし、昆布平師匠もホントよくガンばったと思います。
100キロ走るのがウルトラじゃない。
時間いっぱいまで、走れなくなるまで、走るのがウルトラです。
それぞれのゴールへの完走、ホント素晴らしい一日でした。
くじけそうになることもある日々に、勇気と元気をもらった4月29日。

全ての皆様に感謝したいと思います。
ありがとうございました。m(._.)m
夏川さま☆
食生活は大事ですよ~!
「痩せる」のと「痩せていく」のは大きく違うんだから(>_<)
しっかり食べて下さいまし。。。
ゆで卵摂取記録を作っているばやいではありません(^-^;
卵は一日2個まで!あとの栄養は他の食品から摂取!
・・・あたしは誰だ・・・??(笑)
まぁとにかく、しっかりバランスよく食べてくださいよ~